浜松ダヴィンチキッズプロジェクト
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Report-活動報告-

2013年07月30日 【基本概念習得プログラム】

基本概念習得プログラム①「水質調査」が開催されました

 7月27日(土)、静岡大学浜松キャンパスにて、ダヴィンチキッズプログラム基本概念習得プログラム①「水質調査! 酸性・アルカリ性とイオンで環境を考える」が開催されました。酸性・アルカリ性などの基本概念を学んだ後、実際に様々な環境の水のpHやイオン濃度を測定するというものです。

 まずは、藤間先生の「水の話」「酸性とアルカリ性」という講義から。水に含まれる水素原子1個の重さは非常に軽く、水素1gに換算すると「6×10の23乗」(アボガドロ数)になることや、アボガドロ数だけ集まった原子や分子の集まりを「1モル(mol)」ということ、「pH=7」を境に酸性とアルカリ性に分かれることなどを学びました。



 内容は多少難解でしたが、「10の2乗=10を2回かけて2を肩にのせたもの(べき乗)」や「すっぱいものは酸性、手が荒れるハイターはアルカリ性」など、藤間先生のわかりやすい説明に、キッズたちは熱心に聞き入っていました。

 基本概念を習得後、いよいよ測定です。ペアになり、「LABQUEST」(記録装置)とpHセンサーを使い、①純水、②水道水、③佐鳴湖の水、④自宅から持ってきた水(お風呂の残り湯、飼育中の生物の水槽の水、海洋深層水など)のpHを3回ずつ測定しました。

 

 最初のうちは、LABQUESTやpHセンサーをぎこちなく操作していたキッズたちでしたが、次第に慣れ、手際よくこなしていきました。同じ水でも、環境によってpHが全く異なることがわかりました。

 次に、4つのテーブルにそれぞれ置かれたパソコンを使い、①塩化物イオン、②硝酸イオン、③カルシウムイオン、④アンモニウムイオンを測定しました。こちらでも様々な測定値が出て、キッズたちはなぜその数値になるか考えていました。



 「佐鳴湖と浜名湖の水質を比べたい!」「お風呂の残り湯は家族構成で全然違う」など、水質調査を楽しみつつ、化学の基礎を身につけたキッズたち。今後も身近な環境の水について興味を持ち、環境問題を考えてみてくださいね。
2013年07月01日 【全体】

平成25年度浜松ダヴィンチキッズプロジェクト 始動しました

 6月29日(土)に、浜松ダヴィンチキッズプロジェクトの開講式が静岡大学次世代ものづくり人材育成センターで開催されました。
 本年度はキッズ7名・準キッズ2名の計9名が、ダヴィンチキッズとして活動していきます。これから1年、ダヴィンチキッズとして様々な体験をし、科学への関心を深めていってください。

写真1
2013年06月21日 【多様性体験プログラム】

多様性体験プログラム① 「静岡科学館・静岡県地震防災センター 他」

 6月15日(土)に、多様性体験プログラム①が開催され、静岡科学館・静岡県地震防災センターなどを回りました。

キッズの感想
○静岡科学館
 ・「逆さまの世界」では不思議な体験をすることができた。
 ・普段体験できないことが体験できてよかった。真っ暗な部屋では「目が見えなかった曾祖母はこんな世界だったんだ」という思いがした。
○静岡県地震防災センター
 ・震度6がこんなにすごいとは思わなかった。
 ・津波を見て、自分の研究に活かせないかと思った。津波を跳ね返すことを考えたいと思う。

 

 静岡県科学館は、物理分野に特化した施設であることから、様々な興味深い展示物を体験できました。静岡県地震防災センターでは、津波の映像を見たり、震度6強を体験することで、その怖さを身をもって知ったキッズたち。地震や津波に関する最新の情報や対応についての説明を熱心に聞いていました、
 その他、サッポロビール静岡工場ビオトープと田丸屋(ワサビ製造)を巡り、水生生物や昆虫を観察したり、ワサビ栽培や効用などについて説明を受けるなど、多くのことを学ぶ一日となりました。
2013年02月27日 【全体】

平成24年度ダヴィンチキッズ成果報告会が開催されました

2月23日(土)に静岡大学浜松キャンパス内佐鳴会館会議室にて平成24年度ダヴィンチキッズ成果報告会が開催されました。とても冷たい風が吹く寒い日となりましたが、多くの方々にキッズ達の発表をご覧いただく事ができました。ありがとうございました。キッズ達は緊張した様子でもありましたが、パワーポイント等にまとめた1年間の研究の成果を堂々と発表できました。

何年間も継続してる研究や賞をいくつも受賞した研究もあり、とてもレベルの高い成果報告会となりました。来賓の方々には、「素晴らしい研究」とお褒めの言葉をいただき自信にも繋がったと思います。質疑応答では、大学の先生方からの急な質問にも今までの研究で得た事をその場で自分の言葉にまとめて答える事ができました。また、色んな方々に評価していただく事で今後の研究の課題や進め方の参考にもなったと思います。他のキッズの発表を見る事で、お互いの良い刺激になったのではないでしょうか。今後も自分の研究達成に向けて頑張ってください。キッズの皆さんお疲れ様でした。

  


~平成24年度 今後の予定~
◆浜松RAIN房講演会「“ちきゅう”で未来を掘る」
   日時:平成25年3月10日(日) 14:00~15:30
   場所:静岡大学浜松キャンパス内 佐鳴会館会議室

◆パンスターズ彗星観望会(予定)
   日時:3月中旬~下旬
   場所:静岡大学浜松キャンパス内

詳細についてはHP等でお知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしております!

2013年01月27日 【基本概念習得プログラム】

基本概念習得プログラム④「折り紙の幾何学」が開催されました

1月27日(日)に「折り紙の幾何学~正多面体を折る~」が開催され、講師には昨年同様、静岡大学工学部 小野仁准教授をお招きしました。実際に多面体を折って作る事で立体や空間の認識力を養い、ユークリッド幾何学の基本や位相の概念を学びました。

 

最初に角度や平行・多面体についてのお話を聞いてから正八面体を作りました。一枚の紙を切ったり貼ったりせず、折るだけで正多面体を作ります。正確に正三角形を折っていかないと次第に折り目がずれるため、最終的にきれいな多面体になりません。正確に折るという事がとても集中力のいる作業で、親子で協力する姿が見受けられました。また、折り返すと次々と形が変わり再び元の形に戻る六角形と正方形のフレクサゴンも作りました。各自完成したフレクサゴンに印を付けて、最初と面が入れ替わる事を確認しました。

 

先生のお話には難しい言葉も出てきましたが、子供も大人も夢中になって折り紙を折りました。
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