浜松RAIN房
浜松RAIN房ってなに?トピックス参加企業一覧お問い合わせ
イベントカレンダーものづくり&理科教室メニュー

ものづくり理科地域支援ネットワーク:浜松RAIN房

サイトマップリンク

Vol.7 村田 昌樹さん

プロフィール

1963年 浜松市生まれ
大学卒業後、地元印刷会社を経て1990年OMソーラー㈱入社。
現在 取締役 情報企画部部長、又浜松市環境学習指導員としても活動を行っている。
好きな本:エコエティカ
好きな言葉:パッシブデザイン(Passive Design)
OMソーラー㈱ ホームページ
http://omsolar.jp/

これまでの道のり

子供の頃から特に理科が好きだったというわけではなく、大学も文系へと進みました。建築の仕事に携わるというよりは、どちらかというと面白い仕事をしている会社だな、という感覚で今の会社に転職しました。
OMソーラー㈱は、太陽熱を暖房と給湯に利用するOMソーラーシステムを開発し、全国の地域工務店を中心に販売していますが、村櫛に社屋が出来てからは、建築関係者以外の行政機関や企業、各団体や小中学校などが見学に来ていただくようになり、それに伴って「暮らしに関わるエネルギー」について講座なども行うようになりました。


講座内容について

もともとは家づくりを考えているお客様に対して、OMソーラーの説明と一緒に、暮らしの中の温度やエネルギーの話をしていました。それが現在の子供から大人まで幅広い方々を対象にした講座内容のベースになっています。
小学生でも専門分野としている企業の方でも内容は同じで、違いといえば、ひらがなと漢字の違いくらいです。言い換えれば、それだけ大人の方も「住まい」「温度」「エネルギー」といったことについては、あまり勉強する機会が少ないのだと思います。私自身としては、小学生にも理解できるように心がけて話すことで、自分自身の理解も深まり、とても勉強になりました。


等身大の科学に興味を持って欲しい

最近では子供の頃からハイテクな機器に囲まれて生活していますが、まずは等身大の科学や技術に興味を持って欲しいですね。
それは温度の変化や空気の動き方を考えたり、肌で感じたりすることから始まることで、そういった身の丈にあった等身大の科学や技術に対して考え、理解できる力が必要だと思います。
小中学生の時期にそんな幅の広さ・面白さを知ることができるような教育を行えたらいいですよね。


好きな言葉

好きな言葉は「パッシブデザイン(Passive Design)」です。
パッシブは直訳すると受動的な~といった意味がありますが、それはただあるがままに受け入れるということではなく、よく理解した上で、上手に応答するというコントロールが大事です。
開いて、繋がって、応答して、それを繰り返しながら社会へと貢献し、よりより未来へとつなげていけたらいいなと思います。



あとがき

村田さんは、さまざまな年齢層や分野の方々と関わっていますが、一つ一つの出会いからまた違うつながりへと広がっているのは、村田さん自身がまず「受け入れること」の出来る人だからだと思います。お話をしている時もとても自然体で、こちらも心地よい時間を過ごすことができました。
OMソーラー㈱の社屋は、浜名湖のほとりにあり豊かな自然に囲まれています。機会がありましたら是非皆さんも足を運んでみてくださいね。

「OMソーラー㈱によるエネルギー講座」の様子


Vol.6 竹原 克紀さん

プロフィール

1954年 和歌山県新宮市生まれ
大学時代でのヨット同好会の活動をきっかけに大学卒業後、ヤマハ発動機㈱へ就職。同社ボート営業、マリンイベント業務、マリーナ業務、ボート免許運営業務などマリン畑を歩んだ後、地球環境室を経て、現在 CSR企画推進部社会活動担当。

好きな船:
堀江さんのヨット『マーメイド号』、帆船「咸臨丸」、客船「飛鳥」など

ヤマハ発動機㈱でのお仕事

ヤマハ発動機㈱でこれまで育んできた人材や技術などのノウハウを生かし「将来を担う人たちの育成」「地球環境の保全」「交通安全普及」「地域社会の課題」などを主とした社会貢献活動を行っています。中でも、モノを動かす科学の分野での研究開発を活かして、子供たちに学校では体験できない工作・実験教室を開催し、モノづくり・科学の楽しさや学問的な分野での知識の普及・啓発する活動を進めています。
私のように社員が講師として指導し、ボートのふしぎ発見教室の他、社員のボランティアではエンジン分解組立教室なども行っています。学生には、地元の大学での寄付講座の運営や講師なども行っています。他には、当社グループ会社の社員に、地元地域でのボランティア活動の啓発を行っています。


ボートのふしぎ発見教室

まず、子供たちに浜名湖・遠州灘・天竜川等と豊かで恵まれた水辺といった自分の住んでいる地元の特徴を知ってもらいたい。それを背景に「ボートのふしぎ発見教室」では、船がなぜ浮くのか?や、船の形と進むスピードについてなど船の仕組みを、料理で使う中華なべや紙コップなど身近な道具を使った水槽実験で学びます。その後、クリアファイルを使って実際に簡単な船を各自で制作して参加者同士でレースをします。
その時、スイスイ進む船を作れて嬉しい子供もいれば、うまくはいかなくて悔しい思いをする子供もいます。そういった色々な思いは、自分の手を使って実際に作ってみたからこそ生まれるものだと思います。「次へ」と「工夫する気持ち」を育む大事な経験ですね。


体験して学んで、その先へ。

教室に参加してただ面白かっただけで終わってほしくないという気持ちがあります。
例えば、ボートのふしぎを学んだ後で、ボートに興味を持ってくれたら勿論嬉しいですし、そこから先に広がるものづくりの仕組みや科学の原理に気づき、もっともっと自ら進んで学び、知識として深めてくれたらとても嬉しいですね~。
科学の基本は「なぜ?」と問い「なるほど!」と理解することではないでしょうか。
たくさんまわり道をしてでも、何か興味を持って楽しくやれるものを見つけてどんどん追究し続けてほしいなと思います。


大事にしているコト

教室で指導する時、参加してくれる人達の気持ちを一番大事に考えています。
子供が対象だったら子供と同じ目線になって、話し方や講座内容をよりわかりやすく、そして興味を持ってもらえるよう努力しています。クイズ形式なども取り入れていますよ。また、参加する子供をそばで見ているお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒になって楽しく学べるような雰囲気作りに努めています。
こちらにどれだけに伝えたいことがあっても相手がいなくては何もならないですよね、私も皆さんとの会話を楽しみながらこれからも活動していきたいと思います!



あとがき

インタビュー取材当日はとても爽やかな青空の下、浜名湖での野外イベント内で「ボートのふしぎ発見教室」が開催されていました。
竹原さんのウィットに富んだお話に、子供のみならず飛び入りで参加した大人も「なるほどね~!面白い!」と、どんどん引き込まれていきます。終始和やかな教室の雰囲気には竹原さんの参加者の皆さんに対する「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちが込められていて、科学やものづくりの楽しさ・学びがこんな風に伝わっていくことにとても嬉しくなりました。


Vol.5 大石 由賀利さん

プロフィール

1964年 浜松市生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。静岡文化芸術大学創立をきっかけに、一期生として文化政策学部芸術文化学科に入学。アートマネジメント・美術史等を学び学芸員の資格取得、卒業。
現在、磐田市香りの博物館 学芸員。

好きな香り:
◆ローズ・ジャスミン・ゼラニウムなどフローラル系のアロマオイル
◆白檀のお香       等

磐田市香りの博物館 ホームページ
http://www.iwata-kaori.jp/

こんにちは、香りの博物館です。

磐田市香りの博物館は、人類の歴史とともに豊かな文化を築いてきた「香り」をテーマとする、世界でも珍しい香り専門博物館です。

館内では香道具・香水瓶などの香りに関する世界の美術工芸品を数々収蔵・展示、香りにまつわる歴史について紹介しています。また、年に4回、企画展も開催しています。その他、自分だけのオリジナルの香りを創ることができる体験コーナー、軽食や各種ハーブティーでくつろげるカフェ、香りグッズを取り揃えたショップなどがあります。


わたしの仕事

香りの博物館では現在、企画展「ヴェネチアン・グラスの輝き」を開催しています。(6月27日迄)年に4回開催するこのような企画展の内容を決め、展示やポスターのデザインを構想する仕事を中心に、香りに関連する数々のイベントや講座を企画し開催する業務も行っています。企画展は、お客様が「行ってみたい!」「来てよかった!」と思っていただける内容へと心がけています。
また、来館者の皆さんがより香りを身近に感じられるよう、毎朝館内の玄関・トイレ・エレベータにお香をたく工夫もしています。


香りのエトセトラ!

ふと感じた香りで何かを思い出す事ってありませんか?
例えば、夕方道を歩いていて、どこからか夕飯の煮物の香りがして、自分が幼かった頃のおばあちゃんを思い出すとか、人とすれ違った時、懐かしい香水の香りがして昔の恋人を思い出すとか、過去行ったことがある街を思い出すとか・・・。
これは、脳の海馬という記憶をつかさどる部位に香りの情報が伝えられるためです。
人により香りの好みは異なりますが、ほとんどはその人の経験や生活習慣で決まるといわれています。


目には見えないけれど

私たちは、普段色々な香りに囲まれて生活をしています。目には見えないけれど、香りは日常生活を彩りより豊かなものへと導いてくれる不思議な力があると思いませんか?

私たちの博物館は、規模としては比較的小さいのですが…是非気軽にお立ち寄りいただいて、少しでも多くの方に「香りっていいな、面白いな」「香りとこんな関わりあいをしているんだ」と感じていただくきっかけになれたらと思います。皆さんそれぞれの「香り」を見つけて楽しんでくださいね!



あとがき

香りの博物館へ訪問する度に、館内にほんのり漂う良い香りと魅力溢れる素敵な展示にいつのまにか癒され、五感の「かぐ」「みる」がフル稼働しているのがよくわかります。大石さんは仕事柄いつも香りに囲まれて過ごしていますが、日常生活でも朝起きてアロマオイルをたくそうです。しなやかな振る舞いは、きっとそんな日常から作られているのだな、と同じ女性として見習いたい・・・と思いました。世界的にも珍しい香りの博物館、是非皆さん足を運んでみて下さいね!


Vol.4 中桶 悟光さん

プロフィール

中桶 悟光(なかおけ のりみつ)

1938年 広島市生まれ
静岡大学工学部電気工学科卒、物理教官となる。原子物理・半導体・固体物理・アークプラズマ物理などの研究を経て、2001年退官。57歳の時に彩雲を偶然見たこと、そして61歳から登山を始め山に向かう車窓のUV膜に偏光虹が見えたことをきっかけに、偏光虹の虜となり3年間の理論研究と7年間の観測研究生活を送る。現在も研究を継続し、1年程前より浜松RAIN房の人材育成を目的とした「偏光アート」を開発して偏光アート教室を開くなど幅広い活動を行っている。現在、青空偏光観測会 代表。

[ブログ]    
http://norikopola.sienta.jp/
[青空偏光観測会ホームページ] 
http://www16.tok2.com/home/aozorahenkou/

「偏光アート」の誕生

10年以上前に彩雲と偏光虹を見たとき、なぜかこの現象を解明しなくては!という使命感に駆られました。それはまるで天からのお告げのような感覚。(笑)そこから一日も欠かさず研究を続け、青空偏光を観測する条件などが分かってきました。
そんな最中、浜松RAIN房から子供にもわかる教材作りの依頼があり、今までの研究から色偏光(偏光が色づく現象)に着目して「アート」という形の内容を取り入れることにしました。
偏光の理論だけだとちょっと難しい。でもアートの要素を加えることで、子供たちが楽しんでものづくりに取り組み学べるだろうと思い「偏光アート」が完成しました。


自分でものをつくる

偏光アートは、自分で好きな図案を描きセロハンを切り取り、偏光板に挟むだけで完成、とっても簡単です。無色透明のセロハンからは彩り鮮やかな色が出て、組み合わせ方や形も自由なので、世界に一つだけのオリジナルの作品を作ることが出来ます。

偏光アートを開発する時、ただの与える学びではなく自分で考えて自分でものをつくる学びにしたいと思っていました。どんなに下手でも失敗したとしても、自分でつくるものには、それぞれの感性が込められるからです。
実際に作品づくりに夢中になる子供達の姿を見て、偏光アートを開発して良かった!!と、とても嬉しくなりました。


地球を救う!~全国、世界へ~

私の研究、青空偏光は空を見ることから始まります。それは大気汚染で毎年300万人が亡くなっている現状を知り救う術を考えるきっかけになります。
大気汚染の状態を調べるために、世界中を飛び回って空を観測してきました。世界一美しい空はオーストラリアのパースで、地平線まで真っ青でした。

そんな地球環境を守るという一人一人の意識を高めるきっかけとして、「偏光アート」が全国、全世界へと普及していけたらと思います。その第一歩として今後は偏光アート教材キットを全国販売する予定です。又、私も年寄りですので(笑)偏光アート指導員を養成して後継者を増やしていきたいと思います。


まさかづくし、です

山登りを始める前は、まさか自分が山登りをするなんて思ってもいませんでした。しかし、それがきっかけで偏光虹に出会い、今度は偏光アートを開発するなんてそれこそ思いもよらないことで…偶然の重なりによって今日まで来(てしまい?)ました。(笑)

偏光アートを開発してから、偏光アート教室の実施、新聞・雑誌・ラジオなどで話題として取り上げられ、青少年のための科学の祭典・全国大会や大学サイエンスフェアなどにも出展するなどの今年一年の活動も、まさかまさかの連続。
自分自身にもまだまだ未知な世界が広がっていると感じました。皆さんにも、きっと誰にも想像つかない発想が眠っているかもしれません。無からの始まりは、楽しいものですよ!



あとがき

「暇つぶしで始めたことだよ。」と偏光の研究について笑いながら話す中桶先生。(“先生”とRAIN房スタッフはいつも呼んでいます。)とは言っても、偏光虹とのビビビっときた出会いから、10年以上にも及ぶ研究と現在の偏光アート教材開発まで、情熱なくしては決してここまで辿りつけることは出来なかったと思います。先生は、来年1月に72歳のバースディーを迎えます。トレードマークのファッション?「半パンスタイル」と小走りで元気に駆ける姿は、まるで先生の研究人生を映しだしているかのようです。


Vol.3 山中 恵美子さん~

プロフィール

山中 恵美子(やまなか えみこ)

1949年浜松市生まれ。
京都のデザイン専門学校にてグラフィックデザインを学び、デザイナーとして浜松の広告代理店に就職。結婚を機に大阪へ移り、フリーデザイナーとして活動。再び浜松に戻り引越しの際のガレージセールをきっかけに、NPO法人 リサイクル運動市民の会静岡県本部を設立。23年間環境保全推進運動に携わる。
静岡文化芸術大学文化政策科を経て、現在 NPO法人エコライフはままつ 事務局長。

ガレージセールから始まった

大阪から浜松に引っ越した際に出た不要品をガレージセールに開いて売りました。当時はものをボンボン捨てていた時代で、不要品を売るなどみっともない!と言われる事もありましたが、興味を持ってくれる人が沢山いて口コミで広がり、いつのまにか友達やまわりの人のガレージセールをコーディネートするようになっていました。(笑)
小さい頃から何か工夫することが好きで、以前はデザイナーの仕事をしていたこともあって、企画やプロデュースを面白く楽しくやっちゃお!という感覚で活動に取り組んでいた後「リサイクル運動市民の会静岡県本部」設立となりました。


浜松市西部清掃工場 えこはま

浜松市西部清掃工場建設にあたり、市民主体の環境啓発施設が必要だと考えていました。そんな中、これまでの私たちの環境活動で培ってきた経験や知識が活かされることになり「エコライフはままつ」が誕生しました。
環境エコ学習講座、家具やおもちゃのリユース工房、リサイクルステーション、フリーマーケットなどを通して、「燃やす前にもう一度ゴミについて考える場所」として市民の方々に利用していただいています。
是非多くの方々に気軽に足を運んでいただきたいですね。


「環境」という言葉

「環境」という言葉は、23年前の日本の生活の一部にはありませんでした。長い間環境保全推進活動を続けてきて、やめなかったことで時代がやっと追いついてきたと思っています。
今の子供たちは、環境を大事に考える社会に生まれ育っているので、大人よりも環境に対する意識が自然と高く,しっかりしているんですね。だからこの先のことは心配していません。
何を実現するにも時間がかかりますが、やりたい事があるのならまず行動する。自分が決めたこと、言ったことを実際にやる人が私は好きです!


幸せとは

活動の一環で、不要になった楽器を海外の子供たちへ届ける事業を実施しています。海外諸国(マダガスカルやラオス等)を訪れて、楽器を受け取る時の子供たちのとっても嬉しそうでキラキラした笑顔や彼らの生活を目の前にして、「なぜ生きるのか」という事をいつも学び気づかせてくれます。
なーんにもなくても生きていける。人との出会いや思い出、代々継がれてきた文化など、物に残らないものこそ大事にしたくなるのです。
物に溢れていることが幸せであるという考え方はもう古いと思います。日常にある幸せを見逃さないでほしいですね。



あとがき

インタビュー中、終始笑顔で元気にお話されていた山中さん。12年前にがんを発症し闘病生活をしながら活動を続け、大学にも4年間通ったお話を伺った時はとても驚いてしまいました。
これまで素晴らしい活動をされてきましたが、それを少しも感じさせないカラリとした笑顔に多くの人が惹きつけられ集まってくる-。そんな山中さんの魅力に私たちもまた魅了され、これからも頑張っていこう!と元気をいただき、帰路についたのでした。


Vol.2 石塚 稚人さん

プロフィール

石塚 稚人(いしづか わかと)

1971年 浜松市生まれ
静岡大学教育学部 
小学校教員養成課程理科専攻卒業後
浜松市内小学校4校にて教員を経て
現在 浜松市天文台指導主事。
妻と子ども2人。

おススメ「本」:
レイチェル・カーソン著 「センス オブ ワンダー」

理科との出会い

理科を好きになり関心を持ち始めたのは、小学6年生時の担任の先生(小畠先生)との出会いがきっかけです。

小畠先生は、色々と自然のことを教えてくれて、人として魅力溢れる方だったので子どもながらに憧れを抱き、大人になったら理科教師になりたいと思いました。


小学校から天文台へ

小学校で13年間教員として勤務し、天文台に配属してから2年になります。学校では目の前にいる子どもたちが中心でしたが、天文台では子どもから大人まで幅広い方々と接するようになりました。

天文台での今まで積み上げてきたものを確実に引き継ぐという任務と同時に、人と人とのつながりの中での活動を楽しみながら、より多くの方に喜んでいただけるよう日々励んでいます。
学校から離れた所に身を置いた事で、また違う角度から学校、社会をみる良い機会にもなっています。


今後の人生

いずれはまた教員として小学校の現場に戻りたいと考えています。
子どもの頃の教師との出会いが今の自分の人生を方向づけてくれたので、私も子どもたちが成長していく中でそんな風に役に立てたらいいなと思います。

子どもたちが大人になったときに同じ理科の分野や教師という道に進んでいたら勿論嬉しいですし、そうでなくても素敵な大人になってくれる事が一番の願いです。


大切にしていること

私は大切にしていることが3つあります。
①「本物にふれる」
星空の写真をインターネット等で見ても、夜空の下で直接みて体験するのとでは感じ方が違います。本物にふれることは、実感として残る大事なことです。

②「誰と一緒に見るか・見たか」
例えば天文台に来て星を家族と見るのか、友達と見るのか、又は恋人と見るのか-。一緒に見た人との体験の共有は、思い出の1ページとなり互いの絆を深めるきっかけになると思います。

③「3つの愛」
自然愛・郷土愛・人間愛をいつも大事に考えています。



あとがき

石塚さんとお話して、「星がキレイだな」など素直に感じる心はいつまでも大切にしたいと思いました。人生の中で何か心に響くものに出会えるというのはロマンがありますね。最後の「3つの愛」のお話も素敵でした。
そういえば、ロマンの話から飛びに飛んで「プロポーズのときは、星にちなんだ何かロマンチックな演出をしたのですか?」という問いに、「いいえ。」と返答の石塚さん。だいぶ妄想が行き過ぎてごめんなさい。そしてこんな質問にも笑って答えていただき、ありがとうございました!