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Vol.4 中桶 悟光さん

プロフィール

中桶 悟光(なかおけ のりみつ)

1938年 広島市生まれ
静岡大学工学部電気工学科卒、物理教官となる。原子物理・半導体・固体物理・アークプラズマ物理などの研究を経て、2001年退官。57歳の時に彩雲を偶然見たこと、そして61歳から登山を始め山に向かう車窓のUV膜に偏光虹が見えたことをきっかけに、偏光虹の虜となり3年間の理論研究と7年間の観測研究生活を送る。現在も研究を継続し、1年程前より浜松RAIN房の人材育成を目的とした「偏光アート」を開発して偏光アート教室を開くなど幅広い活動を行っている。現在、青空偏光観測会 代表。

[ブログ]    
http://norikopola.sienta.jp/
[青空偏光観測会ホームページ] 
http://www16.tok2.com/home/aozorahenkou/

「偏光アート」の誕生

10年以上前に彩雲と偏光虹を見たとき、なぜかこの現象を解明しなくては!という使命感に駆られました。それはまるで天からのお告げのような感覚。(笑)そこから一日も欠かさず研究を続け、青空偏光を観測する条件などが分かってきました。
そんな最中、浜松RAIN房から子供にもわかる教材作りの依頼があり、今までの研究から色偏光(偏光が色づく現象)に着目して「アート」という形の内容を取り入れることにしました。
偏光の理論だけだとちょっと難しい。でもアートの要素を加えることで、子供たちが楽しんでものづくりに取り組み学べるだろうと思い「偏光アート」が完成しました。


自分でものをつくる

偏光アートは、自分で好きな図案を描きセロハンを切り取り、偏光板に挟むだけで完成、とっても簡単です。無色透明のセロハンからは彩り鮮やかな色が出て、組み合わせ方や形も自由なので、世界に一つだけのオリジナルの作品を作ることが出来ます。

偏光アートを開発する時、ただの与える学びではなく自分で考えて自分でものをつくる学びにしたいと思っていました。どんなに下手でも失敗したとしても、自分でつくるものには、それぞれの感性が込められるからです。
実際に作品づくりに夢中になる子供達の姿を見て、偏光アートを開発して良かった!!と、とても嬉しくなりました。


地球を救う!~全国、世界へ~

私の研究、青空偏光は空を見ることから始まります。それは大気汚染で毎年300万人が亡くなっている現状を知り救う術を考えるきっかけになります。
大気汚染の状態を調べるために、世界中を飛び回って空を観測してきました。世界一美しい空はオーストラリアのパースで、地平線まで真っ青でした。

そんな地球環境を守るという一人一人の意識を高めるきっかけとして、「偏光アート」が全国、全世界へと普及していけたらと思います。その第一歩として今後は偏光アート教材キットを全国販売する予定です。又、私も年寄りですので(笑)偏光アート指導員を養成して後継者を増やしていきたいと思います。


まさかづくし、です

山登りを始める前は、まさか自分が山登りをするなんて思ってもいませんでした。しかし、それがきっかけで偏光虹に出会い、今度は偏光アートを開発するなんてそれこそ思いもよらないことで…偶然の重なりによって今日まで来(てしまい?)ました。(笑)

偏光アートを開発してから、偏光アート教室の実施、新聞・雑誌・ラジオなどで話題として取り上げられ、青少年のための科学の祭典・全国大会や大学サイエンスフェアなどにも出展するなどの今年一年の活動も、まさかまさかの連続。
自分自身にもまだまだ未知な世界が広がっていると感じました。皆さんにも、きっと誰にも想像つかない発想が眠っているかもしれません。無からの始まりは、楽しいものですよ!



あとがき

「暇つぶしで始めたことだよ。」と偏光の研究について笑いながら話す中桶先生。(“先生”とRAIN房スタッフはいつも呼んでいます。)とは言っても、偏光虹とのビビビっときた出会いから、10年以上にも及ぶ研究と現在の偏光アート教材開発まで、情熱なくしては決してここまで辿りつけることは出来なかったと思います。先生は、来年1月に72歳のバースディーを迎えます。トレードマークのファッション?「半パンスタイル」と小走りで元気に駆ける姿は、まるで先生の研究人生を映しだしているかのようです。


「音の科学」講演会~音と生体~へ行ってきました。(2009-12-25)
(独)科学技術振興機構主催「音の科学」講演会~音と生体 聴く音×効く音~が12月18日(金)アクトシティ浜松研修交流センター音楽工房ホールにて行われました。

「音と生体」をテーマとして、不快な音を科学や混在した音から聞きたい音のみを取り出す技術、また立体音響と音場再現システムや音による動物制御の可能性といった内容で、若手の先生方によるお話とデモンストレーションはとてもわかりやすく、あっという間の2時間でした。



4講演の内1講演は農学からのアプローチで(3講演は工学系)興味深いお話を聞きましたのでここに紹介したいと思います!
「牛にモーツァルトの音楽を聞かせると乳量が増える!?」については、モーツァルトの音楽ではなく、音そのものに牛が条件反射しその一側面であるということ、そして牛と接する人がモーツァルトの音楽が好きな場合、作業性が上がるということで、モーツァルトの音楽に限らず、好きな音楽なら演歌でもJ-POPでもロックでも何でも良いということでした。

日常に溢れる音と生体について、今までとは違った視点で考えさせてくれるとても素晴らしい講演会でした。講演後の活発な質疑応答の様子からも、参加者の皆さんは充実した時間を過ごされたのではないでしょうか。





講座「未来の科学者を育てる~浜松RAIN房の挑戦~」のリポートです。(2009-12-18)
12月12日(土)に、静岡大学創立60周年記念 静岡大学・中日新聞連携講座「くらしをひらく最先端」にて浜松RAIN房による講座を行いました。テーマは「未来の科学者を育てる~ものづくり理科地域支援ネットワーク・浜松RAIN房の挑戦~」で、浜松RAIN房を率いる藤間教授による講演と、参加者の皆さんに浜松RAIN房の活動から生まれた「偏光アート」でしおりを制作していただきました。



浜松RAIN房のコンセプトの一つに「本物に触れ、本物をつくり、本物を知る」というものづくり・自然科学の基本があります。
今回、参加者の皆さんには完成された偏光アートをただ見ていただくだけではなく、実際に偏光アートを制作していただきました。色を選び、形を考え切り取り、初めての取り組みですから当然わからないこともあるわけで、質問したり理解しながらオリジナルのしおりを完成させました。
「自分で考えて確かめて工夫する」ということは、本来の「科学する」という姿です。皆さんも身近な小さな事から、沢山科学して下さいね。


『テクノフェスタ IN 浜松』のリポートです♪(2009-11-27)
11月14日(土)15日(日)、静大祭「テクノフェスタ IN 浜松」が静岡大学浜松キャンパスにて開催されました。1日目はあいにくの雨降りでしたが、2日間に渡ってたくさんの方々に足を運んでいただいて、大学ならではのさまざまな実験講座を体験していました!!
浜松RAIN房主催支援実験講座の当日の様子をここでご紹介したいと思います♪
来年も是非皆さん参加して下さいね!!一緒に「ものづくり」「理科」を楽しく体験しましょう☆

①偏光アート教室 (青空偏光観測会)

二枚の偏光板に、好きな形切った透明のセロファンをはさんでつくる偏光アート。それぞれのセロファンや、その重ね方、そして偏光板を合わせる向きによっても色の出方が変わって、ついつい夢中になります♪かわいい作品ですね。



②船の不思議発見講座 (ヤマハ発動機㈱)

その名の通り「船」の不思議に迫るべく、船が浮くこと、動くことの原理を日用品を使ったりレースにしながら紐解いていきます。飛び入りで参加した大人も「なるほどね~!」となるこの講座。竹原講師のウィットに富んだお話も魅力です☆



③手作りヨットで遊ぼう! ((有)シップマン)

天竜杉とペーパーホルダーでヨットを作ります。船の土台に象られた天竜杉を手にとって触れて、匂いを嗅いでみたり。ヨットについて少し学習した後は、自分で色をつけて制作して浮かべてみます。皆かっこいいヨットが作れたかな??



④発泡スチロールで手形をつくろう! (KOSEIキッズクラブ)

レモンに含まれる成分「リモネン」を利用して、発泡スチロールを溶かして手形を作成します。最初に実験をしながらリモネンについて学習して、いざ手形作りへ。素手で手形を押す勇敢な男の子もいたり☆不思議で面白~い発見がいっぱいの講座でした。



⑤アフリカンビーズ made in Ghana (KOSEIキッズクラブ)

ガーナから来たビーズを使ってストラップを作るこの講座。何種類ものビーズからお気に入りを選んで、麻紐で編みこんでいきます。らせん状になる編み目はDNAの形とつながるとか。。アフリカンな雰囲気の中で一緒に来たお母さんお父さんもとっても楽しそうでした☆



⑥フュージング技法を使ってガラスのアクセサリーをつくろう(磐田市新造形創造館)

20種類の粒状の色ガラスを組み合わせて作る、世界に一つだけのオリジナルなアクセサリー作り。彩り鮮やかな色ガラスを目の前にスタッフも思わず「作りたい~!!」となってしまう人気の講座でした♪一生大切にできるモノづくりですね。




浜松RAIN房講演会を開催しました。(2009-10-26)
10月3日(土)に、浜松RAIN房講演会「宇宙へ旅立ったバッハのプレリュード~言葉の前に音楽があった~」を開催しました。今回は、鈴鹿短期大学学長の佐治晴夫さんをお迎えしてお話をしていただきました。沢山の方々に参加していただき本当にありがとうございました。

講演会の始めに、浜松RAIN房の藤間教授が浜松RAIN房について紹介しました。

宇宙から見た地球の映像で始まった講演会。映像と共に「故郷」の歌が流れ、なんとも言えない感動が心に広がりました。

佐治先生には、宇宙や音楽、そしてサイエンス分野の視点から紐解きながら「私たちの存在とは何か」といった多岐に渡るお話をしていただきました。音楽や人間の存在など、科学・理科そして数学などの学びと深くつながりを持っているのですね。興味深いお話が盛り沢山で、あっという間の一時間でした。

最後には先生によるバッハのプレリュードのピアノ演奏が。お話は勿論、演奏も本当に素敵でした!!

又、今年はピアノ誕生300周年ということで、会場ロビーにてヤマハ㈱様のご協力によりピアノの音が鳴る仕組みと歴史について展示しました。実際に鍵盤部分に触れて、音の仕組みを皆さん体感していました。




もくもく祭り2009~秋祭り!親子ふれあい広場~に行ってきました。(2009-10-13)
10月4日(日)に、浜松建築業組合主催「もくもくまつり2009~秋祭り!親子ふれあい広場~」が開催されました。人と環境にやさしい自然素材である「木」に触れ親しむことをテーマとして、木工教室や大工さんと一緒に作品作りなどが行われました。平成21年度浜松RAIN房下半期支援事業でもあるこのイベントに、浜松RAIN房のスタッフも参加し椅子作りに挑戦してきました♪


椅子作りに使用する木のパーツ。あらかじめ形が加工してあるので、とても簡単に制作出来ます。椅子以外にも、ティシュケースや小物入れなども選んで制作することが出来ましたよ。


大工さんに指導してもらいながら制作をする内に、あっという間に椅子が完成しました。作業を真剣に取り組むあまり最後は無言になってしまうほどで、とても楽しいものづくりの時間でした。目の前での熟練された大工さんの「匠」な技に、スタッフ共々惚れ惚れしてしまいました!


制作した椅子。出来栄えはいかがでしょう??
11月3日(火)に浜松建築業組合主催「親子ふれあい木工教室」が浜松市中央卸売市場で(小・中学生の親子対象)で開催されますので、是非皆さんもこの機会に参加してみてくださいね。



親子で楽しむものづくり教室&女子中高生のための体験セミナーのリポートです。(2009-09-01)
静岡大学工学部にて、8月4日(火)に「夏休み、親子で楽しむものづくり~ロボットを作って動かしてみよう~」8月8日(土)9日(日)に、「感じる?最新のカガク~身近なトピックスを通して最先端の科学技術を実感する~」が行われました。

①「夏休み、親子で楽しむものづくり~ロボットを作って動かしてみよう~」
小学5、6年生の親子を対象に、3輪歩行ロボット作りに挑戦しました。

浜松RAIN房の支援するこちらの教室は、静岡大学工学部創造教育支援センターの先生による企画で、はんだ付け、ドライバによる組立、回路配線など「一から作り上げる」事を大事にした内容となりました。最後には修了証書が授与されました。

「最初はロボット作りが不安だったけれど、簡単で面白かった!」といった子供たちからの声をいただきました。親子でコミュニケーションをしながらの作業は、夏休みの良き思い出になったのではないでしょうか。


②「感じる?最新のカガク~身近なトピックスを通して最先端の科学技術を実感する~」
科学技術振興財団による女子中高生の理系進路選択支援事業として、静岡大学工学部では女子中高生のための体験セミナーを開催し、浜松市を中心とした沢山の女子中高生の皆さんに足を運んでいただきました。

「マニキュア感覚で薄型TVディスプレイをつくろう!」「ペットボトルを原料にもどそう!」「あなたの体温で電気を起こそう!」の三つの実験を通して、薄型テレビ・リサイクル・省エネなどの身近な「カガク」を体感しました。

理系進路を選んだ先輩の講演や現役女子学生との懇談なども行われ、充実した理系進学体験となりました。男女関わらず、多くの皆さんに理系の学びの楽しさ・面白さを知っていただきたいです。


KOSEIキッズクラブ理科教室が開催されました。(2009-09-01)
8月18日(火)に、静岡大学工学部内にてKOSEIキッズクラブ理科教室が行われました。約30名の小学生が参加し、「ボトルウェーブの科学」と「わくわくレザークラフト」の二種類の実験工作に取り組みました。

①ボトルウェーブの科学
水と油の性質を使った理科実験で、それぞれの仕組みを詳しく学び、自分だけのオリジナルのボトルウェーブを作りました。実験で起こるさまざまな反応を皆さんとても興味深く観察していました。

②わくわくレザークラフト
レザー素材を使って、キーホルダーやアクセサリー、コースターなどを制作しました。好きな形に加工したり、絵や文字を模り、色づけをし、参加された保護者の方も一緒に夢中になって取り組んでいましたよ。



ロボワールド2009~最先端のロボットが大集合~へ行ってきました。(2009-08-31)
7月25日(土)~8月30日(日)の間、浜松科学館にてロボワールド2009~最先端のロボットが大集合~が開催されました。皆さんも、ロボワールドへ行ってきましたか??期間中は夏休みということもあって、たくさんの方々が来場しました。さまざまな種類のロボットに実際に触れて体験できるものも数多く、子供から大人まで皆さん楽しめたのではないでしょうか。




青少年のための科学の祭典浜名湖大会へ行ってきました。(2009-08-12)
8月2日(土)に浜松市雄踏文化センターにて「青少年のための科学の祭典 浜名湖大会」が開催されました。「青少年のための科学の祭典」は、理科や数学あるいは科学技術といった分野の実験や工作を一同に集めて来場者に楽しんでもらうイベントです。
当日は雨にもかかわらず、約3,000人が来場しました!


約30種類以上の実験・工作・体験ブースがあり、「青少年の…」というイベント名ですが、子供から大人まで皆夢中になって取り組んでいました。出展している方々は、現役の学校の先生や生徒だったりするので、気軽なコミュニケーションが出来るのも良い点です!

こちらは銅板カブトムシ。金づちでカブトムシの形に加工します。その他にも自然の木の実などを使った標本づくり等、自分で見て触ることを大事にした内容が盛りだくさんでした。


実験ショーでは、実験の紹介・実践なども行われました。空気砲のデモンストレーションを子供たちはとても楽しそうに見ていましたよ。

日常のあらゆる事を「なぜ?」という視点で見ていくと、その背景に科学の原理が色々な形で存在しています。私たちの身のまわりに溢れる科学により沢山気づけると良いですね。
又、「青少年のための科学の祭典 全国大会」は、8月1日(土)2日(日)に東京の科学技術館にて開催されました。全国各地から集まった演示、講師による数多くのブース、ステージ、ワークショップがあり、「科学の祭典」の中では最大規模の大会でした。こちらには、「偏光アート教室」でお馴染みの中桶講師も出展し、多くの人に体験していただきました。
[⇒青少年のための科学の祭典 全国大会の様子(中桶講師のブログより)はこちらから。]

来年も開催予定ですので、是非皆さん楽しみにしていて下さいね。


上下水道フェスタへ行ってきました。(2009-08-12)
8月2日(日)に浜松市上下水道部にて「上下水道フェスタ」が開催されました。私たちの生活に欠かすことの出来ない「水」。そんな「水」を体感することができるさまざまなコーナーが催され、小さな子供から大人まで多くの方が足を運んでいました!

マンホール内を潜ったり、水の汚れを調べる実験などを通して「水道」の仕組みなどを学んでいました。他にも、展示や水知識検定、下水道教室なども行われていましたよ。


配管材料を使用したオモチャなどでも遊んでいました。楽しそうでした♪


こちらもまた、配管材料そして下水汚泥を利用して作ったフラワーポット。


又、普段なかなか入ることの出来ない浜松市・住吉浄水場ポンプ室の見学ツアーにも参加しました。昭和6年に建築され、天竜川の水を浄化し黒い大きなポンプで住宅の蛇口まで水を届けていました。水の浄化は、衛生面の向上にもつながり寿命が延びるきっかけにもなったそうです。


松をモチーフとしたステンドグラスや独特な半楕円形の窓などゴシック式の建築デザインが残り、近代化遺産の一つとなっています。とても素敵ですね。


昨日発生した地震を通して、改めて「水」の大切さを痛感した方も多いのではないでしょうか。上下水道フェアでは、防災コーナーも設けられ、災害用給水車による非常用飲料水のパック作りを見ることが出来ました。給水車の出番がないことを祈りたいですね。



浜松RAIN房スタッフが「偏光アート」制作に挑戦しました。(2009-08-11)
浜松RAIN房上半期支援事業「偏光アート教室」が4月から毎月第3土曜日に高柳記念未来技術創造館(静岡大学工学部内)にて開催されています。
偏光アート教室の中桶講師は、元静岡大学の教官で偏光科学を専門とし、セロハンやプラスチック板などを組み合わせ、美しい光を創る独自の教材「偏光アート」を開発しています。

そして今回浜松RAIN房のスタッフも制作に挑戦しました!あまりの楽しさに夢中になってしまい…あっという間の時間でした。

こちらは、偏光アートに使用する、偏光板2枚とセロハン。


好きな形や絵を、セロハンで作ります。セロハンは一枚ずつ出す色が違い、重ねることによっても色が変わるので、色々試してみて発見するのも楽しみの一つですよ!


完成後、光を照らして制作したアートの鑑賞をします。偏光板の角度を変えたり光弾性の色グラデーション材料を加えて、絶妙な色合いに感動しました!

誰にもマネすることの出来ない「Only One」のアート作りを、是非皆さんにも体験していただけたらと思います!中桶講師による「偏光アート子供教材」ブログもございますので、詳しい内容などご覧下さい♪

[⇒「偏光アート子供教材」ブログへはこちらから。]
[⇒青空偏光観測会ホームページはこちらから。]



浜松市天文台「部分日食」観望会へ行ってきました。(2009-07-23)
7月22日(水)に浜松市天文台「部分日食」観望会へ行ってきました。
日本の一部の地域(九州から沖縄の間にある島々)で皆既日食を観察出来るということで、日本中がこの日を待ち望んでいました。

浜松では、太陽の一部を隠す「部分日食」が観察出来るため、子供から大人まで多くの人達が天文台へ足を運んでいました!

浜松市天文台の日食グラスを使って、太陽を観察しました。目にかざして太陽を探すと、自分の目の中に太陽が浮かんでくるように見えてとても不思議でした!

又、スタッフの方が「太陽は女性です。じーっと見すぎると怒られますよ。」と楽しいお話をしながら、正しい太陽の観察方法を呼びかけていました。観察方法によっては、目に危険を及ぼすため十分な注意が必要です。


お天気が曇りで、太陽がなかなか顔を出してくれず、待つこと一時間半-。灰色のどんよりした空から太陽がやっと登場しました!観望会に来ていた人達皆が一斉に、歓声をあげました!!

日食の様子の一部です。太陽がまるで三日月のようですね。短時間でしたが、肉眼で観ることができとても感動しました!

「日食が起こる」という日時&場所で、本当に一日も遅れることなく日食現象が起こったことに改めて驚き、宇宙が一定のリズムの中で動いているということを感じずにはいられませんでした。宇宙の中に地球も太陽も月も他の星々もいつも隣り合って存在しているのですね。
皆さんにとって今回の「日食」はいかがでしたか??


◇簡単な日食についての説明は、こちら↓↓からご覧下さい◇
「日食」とは??



磐田市新造形創造館のご紹介です。(2009-07-10)
浜松RAIN房は、静岡県遠州地域の特性をより活かしたネットワーク作りのため浜松市のみならず、昨年11月から「磐田市」へのネットワークも拡大しています。
今回は、「磐田市新造形創造館」のご紹介です。

◇磐田市新造形創造館◇

磐田市新造形創造館では、ガラスと金属という素材を通してものづくりの素晴らしさを体感することが出来ます。ガラスと金属造形の充実した工房を備え、一般を対象とした造形教室、工房見学、造形体験などを実施しています。


又、ギャラリー、ショップ、レストランでは、ガラス・金属のアートの世界を気軽に楽しむことが出来ます!

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~磐田市新造形創造館で、夏休み企画「夏の創造館 2009」が開催されます!~

「夏の創造館 2009」では、12種類のさまざまなものづくり講座を体験することが出来ます。是非、この夏に足を運んで「創る、観る、触れる」体感をしてみて下さいね!!ご予約・お申込方法・講座内容の詳細は、こちらからご覧下さい。
[夏の創造館2009 詳細ページへ]

[磐田市新造形創造館のホームページはこちらから。]


~「七夕」にまつわるお話 浜松市天文台~(2009-07-06)
七月七日は、「七夕」です。
一般的に、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが行われますが、今回浜松市天文台の石塚さんより「七夕」にまつわるお話を教えていただきました。この地域に関わるお話など、今まで知らなかった「七夕」を学んだので、是非皆さんにもご紹介したいと思います!!

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「七夕について」                         
                                 
 日本の七夕の始まりは、平安時代にまでさかのぼります。もともとは「棚板」に「機(はた)を織った供物」を載せていたもの「棚機(たなばた)」が七夕の字に変化しました。
 供物には、五色の布や糸がありますが、この五色(青・赤・黄・白・黒)は、中国の五行説(仁・礼・信・義・智)を表していて、邪気を払う霊力と信じられています。
 三ヶ日町の「初生衣(うぶぎぬ)神社」は、機織りの祖神「天棚機姫命(あめのたなばたひめのみこと)」を祭っています。平安時代から三河の赤糸をもって神衣(かんみそ)を機立て、毎年伊勢神宮に奉納していました。
 全国の七夕祭りでは、今でも旧暦の7月7日に行っているところが多くあります。旧暦7月7日は、今年で言えば8月26日になります。旧暦では毎月1日が新月ですから、毎年、七夕の7月7日の夜には南の空に上弦の月が見えていました。

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Vol.3 山中 恵美子さん~

プロフィール

山中 恵美子(やまなか えみこ)

1949年浜松市生まれ。
京都のデザイン専門学校にてグラフィックデザインを学び、デザイナーとして浜松の広告代理店に就職。結婚を機に大阪へ移り、フリーデザイナーとして活動。再び浜松に戻り引越しの際のガレージセールをきっかけに、NPO法人 リサイクル運動市民の会静岡県本部を設立。23年間環境保全推進運動に携わる。
静岡文化芸術大学文化政策科を経て、現在 NPO法人エコライフはままつ 事務局長。

ガレージセールから始まった

大阪から浜松に引っ越した際に出た不要品をガレージセールに開いて売りました。当時はものをボンボン捨てていた時代で、不要品を売るなどみっともない!と言われる事もありましたが、興味を持ってくれる人が沢山いて口コミで広がり、いつのまにか友達やまわりの人のガレージセールをコーディネートするようになっていました。(笑)
小さい頃から何か工夫することが好きで、以前はデザイナーの仕事をしていたこともあって、企画やプロデュースを面白く楽しくやっちゃお!という感覚で活動に取り組んでいた後「リサイクル運動市民の会静岡県本部」設立となりました。


浜松市西部清掃工場 えこはま

浜松市西部清掃工場建設にあたり、市民主体の環境啓発施設が必要だと考えていました。そんな中、これまでの私たちの環境活動で培ってきた経験や知識が活かされることになり「エコライフはままつ」が誕生しました。
環境エコ学習講座、家具やおもちゃのリユース工房、リサイクルステーション、フリーマーケットなどを通して、「燃やす前にもう一度ゴミについて考える場所」として市民の方々に利用していただいています。
是非多くの方々に気軽に足を運んでいただきたいですね。


「環境」という言葉

「環境」という言葉は、23年前の日本の生活の一部にはありませんでした。長い間環境保全推進活動を続けてきて、やめなかったことで時代がやっと追いついてきたと思っています。
今の子供たちは、環境を大事に考える社会に生まれ育っているので、大人よりも環境に対する意識が自然と高く,しっかりしているんですね。だからこの先のことは心配していません。
何を実現するにも時間がかかりますが、やりたい事があるのならまず行動する。自分が決めたこと、言ったことを実際にやる人が私は好きです!


幸せとは

活動の一環で、不要になった楽器を海外の子供たちへ届ける事業を実施しています。海外諸国(マダガスカルやラオス等)を訪れて、楽器を受け取る時の子供たちのとっても嬉しそうでキラキラした笑顔や彼らの生活を目の前にして、「なぜ生きるのか」という事をいつも学び気づかせてくれます。
なーんにもなくても生きていける。人との出会いや思い出、代々継がれてきた文化など、物に残らないものこそ大事にしたくなるのです。
物に溢れていることが幸せであるという考え方はもう古いと思います。日常にある幸せを見逃さないでほしいですね。



あとがき

インタビュー中、終始笑顔で元気にお話されていた山中さん。12年前にがんを発症し闘病生活をしながら活動を続け、大学にも4年間通ったお話を伺った時はとても驚いてしまいました。
これまで素晴らしい活動をされてきましたが、それを少しも感じさせないカラリとした笑顔に多くの人が惹きつけられ集まってくる-。そんな山中さんの魅力に私たちもまた魅了され、これからも頑張っていこう!と元気をいただき、帰路についたのでした。


磐田市香りの博物館・磐田市竜洋昆虫自然観察公園のご紹介です。(2009-06-09)
浜松RAIN房は、静岡県遠州地域の特性をより活かしたネットワーク作りのため浜松市のみならず、昨年11月から「磐田市」へのネットワークも拡大しています。
今回は、「磐田市香りの博物館」と「磐田市竜洋昆虫自然観察公園」のご紹介です。

①磐田市香りの博物館

磐田市香りの博物館は、人類の歴史とともに豊かな文化を築いてきた「香り」をテーマとする世界でも珍しい博物館です。
香りに関わるコレクションの展示室や、香りの体験コーナー、カフェテラス、ミュージアムショップ等があり、各種講座なども実施しています。皆さんも是非こちらの「香りの空間」へ足を運んでみて下さいね!


[磐田市香りの博物館のホームページはこちらから。]


②磐田市竜洋昆虫自然観察公園

磐田市竜洋昆虫自然観察公園は、身近に自然、昆虫や植物と触れあい楽しく学べる施設です。日本や世界の昆虫標本や生きたカブトムシ・クワガタムシも展示しています。
訪問の際に案内をしていただいた(写真下)原木さんに、昆虫やこちらの施設の話をとても楽しく伺いました!各イベントを実施していますので、夏休みなどの機会に是非訪れてみて下さいね。


[磐田市竜洋昆虫自然観察公園のホームページはこちらから。]


日本宇宙少年団浜松分団結団式が行われました。(2009-06-05)
浜松分団結団式、磐田分団創立10周年記念、静岡県支部認証という3つのお祝いが重なる、おめでたい式典に出席してきました。

この日本宇宙少年団は、全国に129の分団があり、理事長は漫画家の松本零士さん、団長は宇宙飛行士の毛利衛さんです!
昨年のISTSをはじめ、近年浜松でも宇宙産業に関心が高まる中、待望の浜松分団が発足されました。

式典では、松本零士さんや塩谷立文部科学大臣からの祝辞をはじめ、アメリカNASAにいる、副分団長で宇宙飛行士の山崎直子さんから映像でのお祝いメッセージが届くなど、スペシャルな内容でした。

また、磐田市出身でJAXAに勤務する松浦直人さんによる、「水の惑星・宇宙から見た地球&国際宇宙ステーション」と題した記念講演が行われ、スペースシャトルから見た国際宇宙ステーションの映像、国際宇宙ステーションから見た地球の映像等、貴重で美しい映像の数々に、宇宙への憧れや興味を掻き立てられました。




松本零士さんによる祝辞。



記念すべき浜松分団第1期生の皆さんと磐田分団11期生の皆さん。
各分団長から宇宙パスポートを授与されました。



浜松市から寄贈された、浜松分団旗。豊かな浜松をイメージし、森の緑と海や湖を表す青をあしらい、中央には松本零士氏のイラストが。


浜名湖体験学習施設 ウォット へ行ってきました。(2009-05-22)
浜松市西区舞阪町の静岡県水産技術研究所浜名湖分場に併設する、浜名湖体験学習施設ウォット を訪問しました。


施設内には、上流の都田川、浜名湖、遠州灘で見られる生物の展示や、大水槽、レイクシアター、水の中に手を入れることが出来るふれあい水槽などがあります。大水槽で見上げてみた水の生き物は、とても迫力がありましたよ!


展示されているさまざま水の生き物のご紹介です!


浜名湖は淡水と海水が混じり合っている「汽水湖」という大変珍しい湖で、漁業資源や生息する生物の種類も多く、豊かな自然にはぐくまれて私たちの暮らしが支えられてきました。
素晴らしい自然環境を未来へとつないでいくために、身近に存在するこの地域の恵まれた自然を知り、思いやりを持って共生していくことが大切ではないでしょうか。

さまざまな体験教室やイベントも実施されていますので、是非皆さんも足を運んでみて下さいね!
[浜名湖体験学習施設 ウォットのホームページはこちらからどうぞ。]


浜松市西部清掃工場へ行ってきました。(2009-05-15)
2009年2月1日より開業した、浜松市西区篠原町の浜松市西部清掃工場。環境に優しい最新式のごみ処理システムを搭載したこちらの清掃工場(ごみ処理場)を見学してきました。

皆さんの生活から運びこまれたごみ(一般廃棄物)を一時的に貯める「ごみピット」の様子です。ごみ搬入車がごみを投入していきます。扉が開いても強力なエアカーテンにより臭いは外に漏れませんが、ごみの臭いは凄まじいものだそうです。。



目の前のごみの多さに唖然としてしまいました。クレーンでごみを攪拌し、つかんで破砕機へと入れていきます。生ごみ等の水分や、ダンボールなど資源として処理できるものも混ざっていて、一人一人がごみの出し方についてもっと注意しなければなりませんね。



破砕機から熱分解ドラム、燃焼溶融炉、高温空気加熱器等を通り、熱分解カーボンやスラグなどの資源に変えることで、廃棄物の発生を最小限に抑えています。



そして、ごみを燃焼する際に発生する熱や蒸気で温水や電気をつくり、隣接する古橋廣之進記念浜松市水泳場(ToBiO)にても活用されています。



又、清掃工場の管理棟の環境啓発に関連する施設「えこはま」によって、環境について考え、実践するさまざまなイベントや講座が行われ、環境学習コーナーとして展示や書籍なども紹介しています。こどもから大人まで楽しみながら環境について学べますよ!




NPO法人エコライフはままつ事務局長で、環境保全推進運動を20年以上も行っていらっしゃる山中恵美子さん。今回の訪問にて、施設の紹介やさまざまなお話を楽しく伺わせて頂きました。



こちらの施設では、その他にも「リユース工房」や「おもちゃ病院」など、修理や補正をすればまだ使える家具やオモチャを取り扱っています。ものを大事に扱うことも環境への大事な取組の一つであるということを改めて気づかせてくれました。

機会がありましたら、是非皆さん足を運んで下さいね!!
[浜松市西部清掃工場のホームページはこちらからどうぞ。]
[NPO法人 エコライフはままつのホームページはこちらからどうぞ。]


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